昔、先輩にこんな事を言われた。
「俺は風俗に行かない様にしている。自分の実力がわからなくなる」
この人はクソほどヤリチンの先輩だった。
人数でいうと当時で1000は超えていたと思う。そのくらい無差別にSEXを貪欲に求めるタイプの人だった。
世の中には結構こういう病的なヤリチンがいる。
こういったヤリチンにはヤリチンの辛さとご背負っている業というのがあるのだが、まぁ今日はいいや。
さて
この発言。
正直当時ささってしまった。
例えば18歳未満は風俗にいってはいけない。
それが急にその年齢を過ぎるとお金で女性の体をどうこうしていいという権利が生まれる訳だ。
逆にいうとそれまではお金じゃなくてそれ以外の自分の魅力。
容姿だったりステータスだったり優しさだったり、そういったもので戦わざるを得なかったのに、急にお金とかいうオールマイティカードが出現してきて場を滅茶苦茶にしやがる訳である。
金というのは少々強すぎる。
ハッキリいって女性とただエロい事をしたいというだけなら、一人の女性を口説くよりも日払いで1日働いてそのお金で風俗に行った方が何倍も簡単である。
いってしまったら効率がいい。
ただ色事なんて効率の良さを求めていいものなんだろうか。
面倒な事があるからこそのそれだったりするのではないだろうか。
僕は風俗を経営している今でもそう思っている。
風俗っていうのはそういった矛盾をはらんでいる。
風俗で女性を抱けてしまうと、男性的な魅力を磨かなくなる傾向がある。
それは世の男性には魅力的にあってほしいという女性の願望からすると凄くいけない事のように感じる。
アジアの日本よりも貧しい国の歓楽街に行くと、大抵豊かな国の男性が現地の女性をはべらしている。
風俗っていうのは、本質的にはそういった事なのである。
あんまり美しいものではない。まぁだからこそ光ったりする様な事があったりする訳だけど。
お金以外の男性としての実力というのをつけて女性とどうこうしたいというのは、決して忘れてはいけない事だと思う。
女性もそうだ。自分の魅力で好きな男性に抱かれる。これが一番素敵な事に決まっている。
最低限、本来そういうものであるという事は分かったうえで風俗で遊ばないと、なんか死んだときに閻魔さまにした引っこ抜かれるような気がする。
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