さだまさしの案山子という曲がある。
昨日、沖縄のスナックでその曲を歌った。
案山子というのは、上京した息子に対する父親の思いを歌っている曲だ。
サビの部分は息子に語り掛ける歌詞になっている。
手紙が無理なら 電話でもいい
「金頼む」の一言でもいい
お前の笑顔を待ちわびる
おふくろに聴かせてやってくれ元気でいるか 街には慣れたか
友達 出来たか 寂しかないか
お金はあるか 今度いつ帰る
寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る
この曲を、シャイな父親の不器用な愛情表現としての側面ばかり気にしてカラオケで歌っていたら、隣にいた酔っぱらったオヤジが
「この曲はなぁ、男と女は違うって事なんだよ」
って言いだした。
「男っていうのは、男同士、離れていても気持ちが通じるところがある。実家に連絡を入れない理由もわかる。だけど女っていうのは、そこの部分がどうしてもわからないんだ。だから、俺はいいからおふくろに連絡してやってくれって曲なんだ」
と教えてくれた。
案山子っていうのは奥さんに対するラブソングだったのか。
その部分に気づけないでこの曲を歌っていた僕。
なぜ自分がモテないのか分かったような気がした。
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