たこ焼きマンコマンの思い出

僕は昔からエロかった。

 

小学6年生の頃のあだ名は『えっち○○』だった。○○の所には僕の名字の頭2文字が入る。

 

小学6年の頃の僕等の仲間内の挨拶は「セック!」だった。

なぜかセクハラという単語が僕らの中で流行し、略して「セック」一言になったものが挨拶として定着した。

小学生というのはなんとバカな存在なのだろう。

『たこ焼きマントマン』というアニメが当時やっていて、案の定誰かが『たこ焼きマンコマン』と言い出して、そのテーマソングを皆で合唱していた。

 

「たこたこたーこ、たーこたこたーこ、たーこたこたこやき……マンコマン!!」

 

小学生のバカな我々は大爆笑である。
まさに笑いが爆発していた。

 

 

僕等のクラスは圧倒的に学年の中でもろくでもないクラスだった。
とにかく圧倒的にエロかった。

 

 

うちのクラスに、S君とH君という二人のバカな男がいた。

 

僕の好きだった当時のうちのクラスの流行ったくだりを紹介したいと思う。

先生が授業していると、いきなり、なんの脈絡もなくS君が真剣な顔で「はい!!」と手を上げる。
その手は一直線にピンと伸ばされていてさながら優等生である。

先生が「はい、S君」と指す。

すると、S君はバッと綺麗に立ち上がって

「ちんこ!!」

と叫ぶ。

 

教室は爆笑だ!

 

すると次に絶対「はいはいはい!!!はいはいはい!!!」とH君が手をあげる。

仕方なく、先生が「なんですか?H君」と指す。

するとH君もバッと立ち上がり

「まんこーーー!!!!」

と叫ぶ。

 

教室はさらなる笑いに包まれる。

 

 

小学生にしてはなかなか高度な笑いの取り方である。

アレは面白かった。あれから大分大人になったが、今でも思い出すと笑ってしまう。

 

僕のエロと笑いの源流はあの時のあのクラスにある様な気がする。

 

そんな僕等も中学生に上がり、またエロの形が変わってくるのだが、それはまた別の機会に書いてみようと思う。


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