東京の風俗。地方の風俗。

僕は、風俗業界で働くという意味ではほぼ自分の店しか経験がない。

他の店舗の生の知識といえば、女の子に前にいた店の話をきいたり、自分が客の立場で行ってみた感覚くらいのものだ。
後はSNSやブログ、本などで知識を得ているに過ぎない。
自分の店が8月の15日でちょうど3年になる。

石の上にも3年という言葉もあるくらいだから、一つの大きな目安ではあるんだろうと思う。

そんな僕が最近、凄く感じているのは、東京、大阪の風俗とそれ以外の風俗はまた別のものだという事だ。
前述のとおり僕は中に入って東京以外の都市で働いた事がないから、あくまでも想像だ。

 

 

 

東京で店を経営して思うのは、「基本的な事を徹底しても、店は成功しない」という事だ。
例えば新宿だけで毎月10の新店が出来て、10の売りあがらない店がつぶれていっている。

他のエリアも大体こんな感じだ。

この中で「基本的な事」をやっても仕方がない。

誤解ないように言いたいのは、基本的な事は死ぬほど重要で、基本的な事が出来てなかったら店は必ずうまくいかない。

だけど、その基本的な事よりも、「周りの基準以上の何か」という部分をどういう風に演出して、お客さんと女の子を引き寄せるか、という部分の方が重要だと考えている。
基本的な事は、風俗を立ち上げよう、経営しようなんて考えている人は全員やっている。毎月できる10の新店の全てが基本的な事くらいは理解しているだろう。

話をきくと10年前はそうじゃなかったようで、基本的な事を徹底するのが店の成長に繋がっていっていたようだ。

今の時代は全然違う。

店の色々な意味での独自性があって初めて、普通の店として勝負が出来るレベルにやっとなれる。

まず攻撃した上で、その攻撃自体がちゃんと当たらないと、参加すら出来ない。

そうやってクソほど店がつぶれていく。
仕事に対する精神論なんていうのは、今の時代、誰でもしっている事で、知らなくてもネットで調べてくれば出てくる。
ネットで検索しても出てこないパターンの武器くらいは、個人的に2、3もってないと、勝負にならないんだと思う。
それだけお客さんの絶対数に比べて、店の数が多すぎる。

 

 

 

それに比べて、地方の風俗は逆に「基本的な事を徹底する事」が店の成功に直接繋がる感じがする。

地方の風俗店の店員さんの方が正しい事をいう人が多い。

どれだけしっかりと正論を言えて、正しく経営出来るか。この真面目さが地方の風俗では求められている気がする。
というのも、地方の風俗の人の方が正論をいう人が多いからだ。恐らく正論が人気があるから求められているから、正論をいっているんだと思う。または正論をいう素敵な人間性だから、店を切り盛りする立場にいるんだと思う。

地方の歓楽街と呼ばれるところには中洲以外ほとんどいった事あるが、東京よりも地方の方が圧倒的に仕事の質が高い。

東京は人気があっても質の悪い接客をする子が沢山いる。地方で人気ある子では、ほとんどいない。少なくとも僕はあたった事がない。

ビジュアルの質は金額考えなければ東京の方が高いとは思う。ただコスパとかの面をいれたら、東京の風俗は絶対に地方に勝てないと思う。

だから風俗は地方で遊ぶ方がいいって言われるのだと思う。

地方の方がお客さんに困ってないので、女の子の方が店に選ばれているという感覚が強いからというのもあるんだろう。意識が高い子が多いような気がする。

後、ダメだったらすぐにお客さんに選ばれなくなってしまうというのもあるんだと思う。

有名な所なんて、地元の男は皆しってるくらいの感覚なんだろうから、口コミが圧倒的に重要な訳だ。東京とは違って、悪い子をいかせるというデメリットが圧倒的にでかい。
ツイッターとかでほかの店の方の話をきいてみて、「僕の考え方と結構違うな」と思う事が結構な頻度であった。

地方の風俗経営と、東京の風俗経営っていうのは別物といってもいいのかもしれない。そのくらい取るべき作戦が全然違う。

人間的にクソ野郎な僕は東京での風俗経営は出来るかもしれないが、地方での風俗経営は無理だと思う。
クソ人間にとって東京は非常に優しい街だ。


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